2012年2月10日金曜日

2012年度のレジ感は...

去る2月4日の第15回レジ感に参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

症例29「療養型病床で長期療養中の慢性腰痛のある60歳代男性」

起因菌診断が何より大事!ということを痛感する症例。賢明であろうとどんなにいろいろ考えても病巣からの検体採取に勝るものはないのだということですね。癌を疑ったら絶対にすることなわけですから、感染症もこうあってほしいものだと思いました。

症例30「人工関節感染治療中に敗血症徴候を来した慢性関節リウマチの60歳代女性」

実はこれは某学会のセミナーで呈示した症例を焼き直したもので私がプレゼンとナビゲータを両方担当しました。この症例もやはり起因菌診断の大事さが肝だと思っています。賢明であろうと採取前に抗菌薬を一発入れてしまっていたらその後になって数々の悩みを抱えたままの診療になってしまっていたことでしょう。私が過去に経験した失敗談というか"焦った談"がこの例のもう一つのポイントでした。細部で確認不足な事柄がいくつかあって経験豊富な先生方に突っ込まれてしまいました。それはそれで仕方ないのですが、メッセージの印象が薄まってしまわなかったかどうかが若干心配です。

ディスカッションで進行する楽しさは今回も堪能できましたが、このところ症例がややマニアックないし珍しい症例に傾いてきていないかが気になってきまして、ナビゲータ、コメンテータの皆に話してみると同じような意見でした。

次回、つまり2012年度開催は初心に立ち返り、"基本を押さえて診療を進める大切さ"が心に残る症例を呈示していきたいと考えています。

第16回レジ感は、5月19日(土)開催予定です。空けておいてくださいね!


2012年2月3日金曜日

2012.2.4は第15回レジ感です.

早いもので第15回、症例30までやって来ました。
寒い日が続いていますが、友人、先輩、後輩誘い合わせて来てもらえたらと楽しみにしています。

症例29:療養型病床で長期療養中の慢性腰痛のある60歳代男性
症例30:人工関節感染治療中に敗血症徴候を来した慢性関節リウマチの60歳代女性