2013年5月28日火曜日

2013.6.22 第18回レジ感を開催します!

さて今年度はじめてのレジ感です。
昨年度もちゃんと継続して開催してはいましたが、アナウンスにまで手が回っていませんでした。今回はIDATENメーリスにも投稿すみです。

どんな症例でしょうね。タイトルからじっくり考え、想像を膨らませてから参加すると一層楽しめると思います。

では当日お会いしましょう。



2012年2月10日金曜日

2012年度のレジ感は...

去る2月4日の第15回レジ感に参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

症例29「療養型病床で長期療養中の慢性腰痛のある60歳代男性」

起因菌診断が何より大事!ということを痛感する症例。賢明であろうとどんなにいろいろ考えても病巣からの検体採取に勝るものはないのだということですね。癌を疑ったら絶対にすることなわけですから、感染症もこうあってほしいものだと思いました。

症例30「人工関節感染治療中に敗血症徴候を来した慢性関節リウマチの60歳代女性」

実はこれは某学会のセミナーで呈示した症例を焼き直したもので私がプレゼンとナビゲータを両方担当しました。この症例もやはり起因菌診断の大事さが肝だと思っています。賢明であろうと採取前に抗菌薬を一発入れてしまっていたらその後になって数々の悩みを抱えたままの診療になってしまっていたことでしょう。私が過去に経験した失敗談というか"焦った談"がこの例のもう一つのポイントでした。細部で確認不足な事柄がいくつかあって経験豊富な先生方に突っ込まれてしまいました。それはそれで仕方ないのですが、メッセージの印象が薄まってしまわなかったかどうかが若干心配です。

ディスカッションで進行する楽しさは今回も堪能できましたが、このところ症例がややマニアックないし珍しい症例に傾いてきていないかが気になってきまして、ナビゲータ、コメンテータの皆に話してみると同じような意見でした。

次回、つまり2012年度開催は初心に立ち返り、"基本を押さえて診療を進める大切さ"が心に残る症例を呈示していきたいと考えています。

第16回レジ感は、5月19日(土)開催予定です。空けておいてくださいね!


2012年2月3日金曜日

2012.2.4は第15回レジ感です.

早いもので第15回、症例30までやって来ました。
寒い日が続いていますが、友人、先輩、後輩誘い合わせて来てもらえたらと楽しみにしています。

症例29:療養型病床で長期療養中の慢性腰痛のある60歳代男性
症例30:人工関節感染治療中に敗血症徴候を来した慢性関節リウマチの60歳代女性


2011年11月4日金曜日

2011.11.12 第14回レジ感をメルパルク京都で開催します!


今回も日常診療でいつでも遭遇するような感染症2例の症例呈示を元に、鑑別診断・検査の進め方・初期治療方針などの診療ステップを、参加の皆さんと活発にディスカッションしながら解説していきます。

日時:2011年11月12日(土)18:30~20:30
場所:メルパルク京都 5階会議室A

症例27: 3ヶ月にわたる発熱を主訴とした20歳代男性の1例(京都医療センター)
症例28: 発熱、倦怠感を主訴に来院したC型肝硬変の70歳代女性(京都市立病院)

お気軽に参加下さい!

2011年7月18日月曜日

第13回レジ感は2011.8.20メルパルク京都にて開催です!

お盆が過ぎてすぐの8月20日、第13回レジ感を開催します。
まだ症例未定ですが、たのしくディスカッションできるのを楽しみにしています。

2011年5月16日月曜日

第12回レジ感に参加いただいた皆さん、ありがとうございました。


テーブルディスカッション形式は2回目ですが、はたから見ていて各テーブル結構盛り上がっていて、とても嬉しく思いました。

症例23:発熱と全身の痛みを訴えインフルエンザ治療を受けた80歳代女性

カゼが"もと"とされる万病のひとつの症例。
ある意味典型、でもたくさんの疑問点と教訓のある症例でした。腰痛を高齢者にはよくある症状とかたづけるなかれ。前医で抗菌薬が入っていても血培省略するなかれ。私もPSRAについてちょっと勉強しなおさなければと思いました。

症例24 GISTでグリベック+プレドニン内服治療中に意識障害で救急搬送された60代女性

中枢神経系感染症はmedical emergencyなのでコンプロマイズドホストであるなしに関わらず鑑別診断はさらっと挙げられるようになっていなければ、という症例。
しかし、"診断はこれか!"と挙がるだけではなく、そのような鑑別診断を知っていて、だからこそ診断をはっきりさせることがどれだけ重要かを知っている、だからこういう診療方針をとっていれば早く診断にたどり着けるのだ、ということを示してくれた意味で模範的な例かなと思いました。

光景の写真を初公開。こういうの載せるといかにもブログっぽいですね。

次回は2011.8.20(メルパルク京都)です。またお会いしましょう。

2011年5月4日水曜日

第12回レジ感を2011.5.14に開催します!

4年目に入りました。
今回も活発なディスカッションでエキサイティングな会になるものと期待しています。

2011年2月3日木曜日

第11回レジ感は2011.2.5開催です!


更新がすっかり滞っていましたが、第11回レジ感を明後日、2月5日にメルパルク京都で開催します。


今回から少しスタイルを変えようかと思っています。ただ、フロアからの活発な発言をもらいながら、というところは今までと同じです。楽しいディスカッションになることを大いに期待しています。

2010年9月2日木曜日

第9回レジ感(2010.8.21)にご参加の皆さん、ありがとうございました。

出だしの集まりがいまひとつで大いに心配しましたが、結局30名をこえる方々に出席いただきました。

サプライズゲストも来られて参加の皆さんにはオトクだったのでは、と思います。

うちからは症例18を出しました。結果的にはめずらしい症例ではあったのですが、基本に忠実に診療をすすめていればもっと早くに、、、という反省の残る教訓的な症例でもありました。学会などの症例報告では「・・・の場合には・・・も念頭に置く必要がある」と結ばれることが多いですが、このような結語は正直つまらないと思います。「念頭におく」ということが具体的にどのように診療を修正することを指しているのかにまったく踏み込んでいないからです。どこが分岐点だったのか、その時どうすればよかったのか、それは次に同じような経過・所見をもつ症例(診断が同じとは限らない)に遭遇したときにも通用するのか、といったところまで考察すべきだろうと思います。そういう意味で、"To heal, use steel." というフレーズを紹介して締めたのでした。

次回はついに第10回(2010.11.20、おなじメルパルク京都)です。多数の御参加、お待ちしています。

2010年7月21日水曜日

第9回レジ感を2010.8.21に開催します!


予定通り、メルパルク京都(6階会議室D)で行います。
暑い夏の夜ですが、しっかり学んだ後はきりっと冷えたビールが最高にうまいことでしょう。


メンバー一同、多数の参加をお待ちしています!

2010年6月2日水曜日

第8回レジ感(2010.5.29)に参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

参加者35名と盛況でした。ありがとうございました。
感染症診療現場のダイナミズムみたいなものが感じられる2症例でした。なったばかりの研修医もたくさん参加してもらったとおもいます。各症例についてはナビゲータの先生にコメントしていただこうと思います。

第9回は2010.8.21(土)、第10回は2010.11.20(土)に開催予定です。またお会いできるとうれしいですね。

2010年4月12日月曜日

第8回レジ感を2010.5.29に開催します!


3年目に入りますので心新たにということで、今回から案内の背景を新しくしました。

今回も各々入院、救外でしばしば頭を悩ませられるような症例です。

皆さんとの活発なディスカッションで有意義な楽しい会にしたいと思います。新研修医にもわかりやすいように解説していきます。お誘い合わせの上、奮って御参加ください。

2010年2月17日水曜日

第7回までの症例一覧を作ってみました。

こんな感じのをやってますということで。
タイトル見て思い出してみるだけでも鑑別診断をあれこれ考える結構いい復習トレーニングになります。

2010年2月16日火曜日

第8回レジ感(2010.5.29)の会場がメルパルク京都に決まりました.

第8回レジデントのための感染症症例検討カンファランスは、第6, 7回と同じメルパルク京都で行うことに決まりました。


日時:平成22年5月29日 (土) 18:15〜20:45 (予定)
場所:メルパルク京都 4階 研修室4+5
http://www.mielparque.jp/kyt/kyt01.html


また正式な案内は改めてこの場とIDATEN-MLに告知します。


同僚、後輩お誘い合わせの上、ぜひお越し下さい。

2010年2月9日火曜日

第7回レジ感(2010.2.6)出席の皆さん、ありがとうございました。


今回の2症例の感想。
症例13:右季肋部痛で来院した38歳女性(洛和会音羽病院)
鑑別診断はある程度固まりやすいが、その確定診断をどう下すか、そして問診の時の留意点などがカギになる症例。問診において知りたいリストを埋めることより次につなぐことの大切さ、なるほどと思いました。
 
症例14:同種骨髄移植7年後に急性の皮疹・肝機能障害 を呈した56歳男性(京都大学病院)
免疫抑制があるのか、あるとしてどの程度の患者なのか、それによって極めて広くなる鑑別診断を考えながら、重症例をあいまいではあるものの包括的に把握した上で検査と初期治療を進めていくというダイナミズムみたいなものを感じてもらえれば、という症例。手前味噌ですが、感染症医をやっていると、一つの診断がピンとくることより、こんなケースで大筋を外さずに診療できたことにエキサイトすることが多いです。

次回は、2010年5月29日(土)に京都駅近辺の会場で開催予定です。皆さん、ふるってご参加下さい。

2009年7月16日木曜日

第6回レジ感2009.8.1にメルパルク京都で開催!


 この度、 第6回レジデントのための感染症症例検討カンファランス を開催します。今回は救急診療でよく遭遇する市中感染症を2例をとりあげまし た。症例呈示を元に、鑑別診断・検査の進め方・初期治療方針などの診療ステップを、参加の皆さんと活発にディスカッションしながら解説していきます。感染症診療のスキルアップを目指す先生方のご を目指す先生方のご参加を心よりお待ちしております。

症例11:腹水をともなった発熱を来した慢性C型肝炎の58歳男性
症例12:腰椎椎間板ヘルニアで整形外科に入院となった59歳女性

感染症に限らず臨床診断学の肝は”イマジネーションを具体化する”というステップだと思います。今回の2症例、タイトルにあるキーワードからどのような状況を推察していけばいいでしょう。C型肝炎患者で腹水がみられることはよくあることですが、この腹水がC型肝炎だから出現したのか、腹水が出現する疾患がたまたまC型肝炎の患者に合併したのか、どちらもありえます。片方だけ深く考えてももう片方をイメージできなければ診断を誤る危険性があるのですよね。