2010年2月9日火曜日

第7回レジ感(2010.2.6)出席の皆さん、ありがとうございました。


今回の2症例の感想。
症例13:右季肋部痛で来院した38歳女性(洛和会音羽病院)
鑑別診断はある程度固まりやすいが、その確定診断をどう下すか、そして問診の時の留意点などがカギになる症例。問診において知りたいリストを埋めることより次につなぐことの大切さ、なるほどと思いました。
 
症例14:同種骨髄移植7年後に急性の皮疹・肝機能障害 を呈した56歳男性(京都大学病院)
免疫抑制があるのか、あるとしてどの程度の患者なのか、それによって極めて広くなる鑑別診断を考えながら、重症例をあいまいではあるものの包括的に把握した上で検査と初期治療を進めていくというダイナミズムみたいなものを感じてもらえれば、という症例。手前味噌ですが、感染症医をやっていると、一つの診断がピンとくることより、こんなケースで大筋を外さずに診療できたことにエキサイトすることが多いです。

次回は、2010年5月29日(土)に京都駅近辺の会場で開催予定です。皆さん、ふるってご参加下さい。

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