出だしの集まりがいまひとつで大いに心配しましたが、結局30名をこえる方々に出席いただきました。
サプライズゲストも来られて参加の皆さんにはオトクだったのでは、と思います。
うちからは症例18を出しました。結果的にはめずらしい症例ではあったのですが、基本に忠実に診療をすすめていればもっと早くに、、、という反省の残る教訓的な症例でもありました。学会などの症例報告では「・・・の場合には・・・も念頭に置く必要がある」と結ばれることが多いですが、このような結語は正直つまらないと思います。「念頭におく」ということが具体的にどのように診療を修正することを指しているのかにまったく踏み込んでいないからです。どこが分岐点だったのか、その時どうすればよかったのか、それは次に同じような経過・所見をもつ症例(診断が同じとは限らない)に遭遇したときにも通用するのか、といったところまで考察すべきだろうと思います。そういう意味で、"To heal, use steel." というフレーズを紹介して締めたのでした。
次回はついに第10回(2010.11.20、おなじメルパルク京都)です。多数の御参加、お待ちしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿